お部屋の紹介

色あせることのない紅春慶の名室。

「春慶荘」は飛騨伝統の漆塗技法、春慶塗を造作に施した風流な一室。歴史作家・司馬遼太郎氏も、紀行文「街道をゆく」の中で「私どもは山の中腹の古格の宿に泊まった。…（中略）…柱や欄間、障子の桟も、ことごとく柿色の春慶塗で統一されていて、おさえこんだ華やぎがある。『日本文化ですなあ』」と、春慶荘を賞し、心が浮き立ち「数寄に興じた」と著しています。また中庭の四季を借景にした造りも心が揺さぶられる意匠。一日の中でも刻々と景色の変化が楽しめ、満ち足りた時間が過ごせます。