お知らせ

 

当館は創業９０周年を記念して、開館当時の社交室と連絡通路を復刻させました。

昭和の時代から多くの著名人に愛された、湯之島館の姿を再現しております。

１９３１年名古屋の実業家岩田武七は、日本に誇れる温泉施設を建設したいと、下呂の地に湯之島館を創業しました。

『日本に名所が又一つ』のスローガンのもと、当時の温泉旅館とはスタイルの異なる宿としてスタートします。

宿泊施設、温泉施設の他に、ビリヤード場、社交場、舞踏場、日光浴室、バーなどを備えたことから、
リゾート施設を目指していたことがうかがえます。

 

それから９０年以上の年月が経ち、若い世代に「昭和レトロ」が注目されるなど、

昔の時代にスポットが当たる中、私共は創業者の想いをこの建築物と共に後世に残してゆきたいと、
館内で眠っていた施設を当時の姿に復元いたしました。

 

「社交室」はアーチ型に刳りぬいた壁、ステンドグラスを施した扉、心地良く流れる音楽がどこか懐かしさを感じさせてくれます。

創業当時と現在の社交室

 

娯楽棟と本館を繋ぐ連絡通路「大階段」は、昭和の職人の技が光る一枚一枚手造りのタイルと白壁の装いで、和洋折衷の美しい建築が堪能できます。

創業当時のパンフレットと今回オープンした「大階段」

 

その他にも娯楽棟には、タイルを敷き詰めたテラス、手造りの足湯、ムード満点のクラブムーンライトなど様々な昭和建築が残されております。

ご来館の際には、お客様のお気に入りのスポットを見つけてみませんか。