温泉のご案内

ゆったり浸かれば日々の疲れも溶けていく、
下呂の湯にたゆたう。

大正期で良い湯が湧き出る湯口を失い、一度は廃れてしまった下呂温泉。その復興に向けて1928(昭和3)年、現在の下呂温泉の源泉を掘り当てた湯之島館は大浴場はもちろん、お部屋のお風呂やシャワーに至るまでお届けしています。

展望大浴場と展望露天風呂

大きな湯舟に浸かり、ゆらゆらと身を任せるのが温泉旅の醍醐味でしょう。体に寄り添うように柔らかな下呂の湯を、じっくりとご堪能ください。

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下呂温泉の起源

下呂温泉の起源は、延喜年中(西暦901-923)と言われています。
日本三名泉と呼ばれるようになったのは、徳川家康以下4代の将軍に仕えた儒学者・林羅山が「我が国には多くの温泉があるが、最も著名なのが、有馬、草津、湯島(下呂)である。有馬、草津は広く世の知るところだが、湯島は古来の霊湯なことを知る者は少ない。
だが入湯者はその験を得ざることなし」と書き残した事によるものです。

実際には、室町時代の詩僧・万里集九が既に、「草津、有馬、湯島(下呂)」が日本の三名泉であると書き記しており、儒学者であった林羅山がこの記述を引用したものと思われます。
当時は、まだ「下呂」ではなく「湯島」と言われていました。
現在も地名として残る「湯之島」に立地する当館も昭和6年より「湯之島館」として現在までこの地で皆様のお越しをお待ち申し上げております。
いずれにせよ、人の踏み入るのも困難な山中にあった下呂温泉が、古来より名泉といわれていた事が伝わってきます。

泉質と効能

源泉名下呂温泉
泉質アルカリ性単純温泉(PH8.90)
泉温摂氏55度(源泉)摂氏42度(使用位置)
適応症神経痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき慢性消化器病・痔疾・冷え性・疲労回復・病後快復・健康増進